2021年8月のANTA東京都支部の入会スケジュール

観光法務の専門家集団、行政書士法人シグマです。

全国旅行業協会（ANTA）東京都支部の入会審査は2021年7月1日に実施されました。ANTA東京都支部の入会審査は概ね２カ月毎に実施されているため、７月の次の入会審査は９月に実施されものだと私どもは予想していたのですが、次回の入会審査は8月26日に実施することに決まったようです。

次回の入会スケジュール

• 入会書類の提出期限　2021年8月19日（木）
• 入会審査日　2021年8月26日（木）
  ※申込者多数の場合は、8月27日金曜日に追加開催

年内に旅行業登録取得可能なスケジュールです

ANTAに入会して旅行業登録申請を行う場合、入会審査後に発行される入会承諾書を東京都へ提出する必要があります。従って、先にANTAの入会審査を受けなければなりません。

8月の入会審査を通過し入会承諾書が滞りなく届いた場合、最速で東京都への旅行業登録申請書の準備を進めると10月の2週目に提出できるでしょう。

例えば、10月6日（水）に東京都へ旅行業登録申請書を提出し不備がなく受理となった場合、11月4日（木）が登録日になるでしょう。登録後に、弁済業務保証金分担金とANTA入会金・年会費を納入するため、登録後のタイミングで大きな金額のキャッシュアウトがあります。

弁済業務保証金分担金を納付した後に、東京都へ納付完了した旨の届出行うと、旅行業営業開始に必要な行政手続きは完了となります。

11月4日（木）に旅行業登録を取得した場合、2週間以内にこの納付完了の届出を行う必要があるため、遅くとも11月18日（木）までに完了させる必要があります。

主たる営業所を東京都内に置いて2022年1月から旅行事業をスタートさせたい場合で、さらに全国旅行業協会（ANTA）へ入会したい場合は、この2021年8月の入会審査が最適のスケジュールだと言えるでしょう。

会社を設立して旅行業登録申請を目指すためには

これまで旅行会社に勤務されている方が起業されたり、既に会社を経営しているが、別法人を設立して旅行業を始めたい場合、ANTA入会手続き・東京都への旅行業登録申請手続きに先立って、会社設立手続きを進めなければなりません。

会社設立手続きを進めるといっても、設立に必要な基礎情報（社名、本店所在地、事業目的、資本金、役員など）を決めなければならず、この基礎情報の検討の段階から、旅行業登録の条件を満たしているかの確認が必要になってきます。

2021年8月の入会審査を受けるためには、8月19日までに入会書類一式をANTA東京都支部の事務局へ提出する必要があります。

会社設立後に法人銀行口座を開設し、その銀行口座に資本金の額を移動する手続きまでを8月19日までに行うためには、遅くとも7月末までには、会社設立手続きを完了させたいところです。

旅行業登録取得手続きは行政書士に依頼せずに進められるのか？

当法人にANTA入会手続きと旅行業登録取得手続きをご依頼頂いた場合、行政書士費用として最低でも264,000円（税込）がかかります。ご自身で登録申請を進められた場合、この金額がかかりませんのでお得ですよね。

東京都が発行している旅行業申請手引きを読みながら、何回か都庁へ足を運べば、いつかは旅行業の登録を取得できるでしょう。ただ、いつから旅行業の営業開始ができるかの目途を立てるのは難しいと思います。

旅行業登録申請を専門としている行政書士に旅行業登録申請手続きを依頼すると、ANTAや東京都へ提出する書類作成はもちろんですが、登録要件のチェック、スケジュール管理、ANTA・東京都とのやりとりまで行いますので、確実に登録を取得されたい場合は、行政書士に旅行業登録申請手続きを依頼した方が良いでしょう。

行政書士に依頼せずに自力で登録取得することは可能ですが、その手間と時間で、旅行業登録取得後の準備を進められた方が事業の立ち上がりは早いのではないでしょうか。

当事務所では、行政書士費用はコストではなく投資とお考えの事業者様よりご依頼を頂いております。