2024年5月8日~10日に東京ビッグサイトで開催されていた、国際ウェルネスツーリズムExpoを視察してきました。
国際ウェルネスツーリズムExpoは、国内外の心と体を健康にする旅(ウェルネスツーリズム)に関わる施設、アクティビティ、ヘルシー食、地域が一堂に出展する展示会です。
今回のテーマとなっている「ウェルネスツーリズム」とは、”スパ、ヨガ、瞑想、フィットネス、ヘルシー食、レクリエーション、交流など「ウェルネス=豊かな人生へのアクション」を提供する旅行の総称”です。
国内はもちろん海外も、「スリランカ」「フィリピン」「韓国」から出展されていました。
スリランカ、フィリピンはアーユルヴェーダやマッサージなどのリラクゼーションを主とした体験の紹介、韓国は流行りの美容系の体験や医療施設の紹介が多かったです。
国内からは「医療ツーリズム」「ワーケーション」「リトリート」のゾーンに分かれての出展となっていました。
「医療ツーリズムゾーン」は、人間ドック等の検査、再生医療、美容医療などの施設が出展されていました。今後日本の医療を受けるインバウンドの需要拡大を見込んでいるようです。
「ワーケーションゾーン」は、県や市町村などの自治体の出展が多く、各地の自然を体験しながら、仕事のパフォーマンス向上を図るというような紹介がされていました。
「リトリートゾーン」は、仕事や日常生活を離れ、非日常的な空間で心と身体を癒すものとして、温泉地などの出展でした。多忙な毎日で疲れた心身を癒す旅の紹介がされていました。
これからの旅行の企画では、単純に観光地や観光名所めぐりだけでなく、個々の目的に合わせた多様な旅のアイデア・提案が必要であると感じました。
ウェルネスツーリズムに関するアクティビティ等と宿泊施設や運送機関をセットにした旅行商品の企画販売を行いたい場合は、都道府県などへの旅行業登録が必要となります。
これらのビジネスに取り組む事業者様は、ビジネスモデルに応じてどのような種別のライセンスが必要かの検討からしっかりと行い、法的リスクを回避できるようご注意ください。
当法人では、ビジネスモデルに応じてどの種別の旅行業ライセンスが必要かについての有料相談や、各種旅行業登録手続きのサポートを行っておりますので、自社での対応にご不安をお持ちの事業者様がおられましたら、一度ご相談ください。