旅行業登録申請手続きの支援を行っている行政書士法人シグマです。
訪日旅行が活況な状況が続いており、旅行業へ参入される事業者様が急増しております。その影響を受けて、東京都への旅行業登録申請の予約枠は3か月先まで埋まっている状況が続いております。
全国旅行業協会(ANTA)への入会を希望される事業者様も増えており、入会審査日を予備日にも開催して、二日間にわたって行うことが行われております。
東京都内に旅行業の主たる営業所を置いて、全国旅行業協会へ入会を希望される場合は、東京都への旅行業登録申請書類の提出前に、全国旅行業協会への入会審査を受けなければなりません。この全国旅行業協会の入会審査は、概ね2か月に1回のペースで開催されています。
これから旅行業をはじめられる事業者さんにとっては、開業時期を検討する上では、全国旅行業協会の入会審査スケジュールが気になるのではないでしょうか。
2024年5月の入会審査スケジュール
全国旅行業協会東京都支部の2024年5月の入会スケジュールが先日公表されました。入会スケジュールが都道府県によって異なるため、東京都以外の入会スケジュールを確認されたい場合は、それぞれの全国旅行業協会の支部へ照会が必要になります。
- 入会書類の提出期限 2024年4月25日木曜日
- 入会審査開催日 2024年5月9日木曜日
- 入会審査開催予備日 2024年5月10日金曜日
- 入会承諾書受領時期 2024年5月末~6月初旬頃(予定)
入会審査は5月9日に開催予定ではありますが、入会希望者が多数の場合は、予備日の5月10日にも追加開催されることもございます。
入会審査を受けるときの注意点
全国旅行業協会東京都支部の入会審査で失敗しないための注意点がいくつかありますのでご紹介します。
1.入会書類提出期限の厳守
全国旅行業協会への入会書類はボリュームがあります。短時間では準備できるものではないので、段取りよく準備を進めていきましょう。
また、申請予定の旅行業登録要件を充足している前提で入会審査を受けることになりますので、登録種別ごとの登録要件を確認してから、必要書類の手配や作成を進めましょう。
旅行業登録申請に向けて、法務局への変更登記申請手続きが必要な場合は、法務局の審査期間を考慮しながら、申請準備を進める必要もあります。
ノープランで入会申請書類を揃えただけでは、入会書類は受け付けてもらえません。
2.入会審査日と予備日の予定は空けておく
全国旅行業協会の入会審査には、入会申請会社の代表者と旅行業務取扱管理者の出席が求められております。従って、5月9日と5月10日は両日とも予定を空けておいてください。入会審査の日と開始時間の連絡は、通常は、全国旅行業協会事務局より入会書類提出期限の翌日にあります。
入会審査日時の確定連絡が入るまでは、両日とも予定をブロックして、入会審査を最優先にしましょう。
3.指定された入会審査日時には遅刻をしない
前述のとおり、最近は、旅行業協会への入会を希望される事業者様が急増しております。入会審査日のスケジュールは余裕がない状況です。指定の開始時間に遅れた場合は、審査を受けることができません。
開始時間の5分程度前に入会審査会場へ到着して、受付手続きを完了させましょう。
4.入会審査会場を間違えない
全国旅行業協会東京都支部の入会審査会場は、市ヶ谷にある「東京都支部」の事務局になります。
東京都千代田区四番町4-9 東越伯鷹ビル2階
http://www.anta-tyo.com/access.html
入会審査会場を間違えて、全国旅行業協会本部の赤坂のオフィスへ行ってしまう事業者様がいらっしゃいます。
入会審査会場は赤坂の本部ではなく、市ヶ谷にある東京都支部の事務局になります。
そして、入会審査当日は、入会申請書類一式をコピーしたもの持参すると良いでしょう。面接の際に、入会申請書類の内容が確認が行われます。
この4つが、全国旅行業協会東京都支部の入会審査を受ける場合の注意点です
万が一全国旅行業協会の入会手続きに失敗してしまうと、東京都への旅行業登録申請手続きが進められないため、旅行業開業時期が大幅にずれ込んでしまいます。