東京都への旅行業登録申請支援を得意としている行政書士事務所、行政書士法人シグマです。
旅行業登録の取得は誰でも簡単にできるのか
ホームページをご覧になられた事業者様より、日々、旅行業登録申請手続きのご相談をいただいております。毎年10月~12月は、旅行業務取扱管理者試験の合格発表を受けて、具体的に旅行業登録取得に向けて動き出される時期です。
ご相談を承っていると、「必要書類をそろえて登録申請書を書いて提出すれば簡単に登録を取得できる」と考えられている事業者様がいらっしゃいます。旅行業登録は営業ライセンスのため誰でも取得できるのではなく、法令で定められているライセンス取得の基準を満たしていることが前提になります。必要書類を収集するまえに、自社がライセンス取得の基準を満たしているかどうかの検討をされた方がよいと思います。
スケジュール管理が大切です
ライセンス取得の基準とあわせて、登録申請のスケジュール管理もしっかりやられた方がよいと思います。特に、全国旅行業協会(ANTA)へ入会を希望される事業者様は、スケジュール管理を行わないと、いつまでたっても都道府県への旅行業登録申請を進められない状況になってしまいます。
前置きが長くなりましたが、全国旅行業協会東京都支部さんの最新の入会審査スケジュールが公表されましたので、その話に触れていきます。
主たる営業所を東京都内に置かれて、全国旅行業協会(ANTA)へ入会されたい旅行業登録申請事業者様は、旅行業協会の入会審査スケジュールが、いつから旅行業営業を開始できるかの鍵になってきます。
【2023年12月】ANTA東京都支部の入会スケジュール
- 入会書類の提出期限 2023年12月11月(月)まで
- 入会審査開催日 2023年12月18日(月) ※1
- ANTA本部の常任理事会 2024年1月11日(木)予定
※1 入会申込希望の事業者様が多数の場合は、12月19日(火)に開催予定
東京都への旅行業登録申請の際に提出する全国旅行業協会の入会承認書。この入会承認書が入手時期が旅行業登録申請手続きを進める上でも重要事項だと私どもは考えております。
2023年12月の入会審査を通過した場合は、通常でしたら2024年1月中旬頃に、入会審査を受けられた事業者様に郵送で届く予定です。
したがって、東京都への旅行業登録申請は1月中旬から下旬が最短時期になります。
東京都の旅行業登録申請の予約が取りにくい!!
東京都への旅行業登録申請は郵送やオンラインでの非対面申請ではなく、西新宿にある都庁の旅行業申請窓口に出向いての申請となります。申請書提出時に東京都が事業者様にヒアリングを行うため、行政書士が代理申請もできません。そして、申請は完全予約制となっております。
2023年10月下旬に東京都へ旅行業登録申請の予約を入れたところ、直近の予約枠として、2024年2月の日程を東京都の担当官よりご案内いただきました。そして2月の日程も埋まりつつありますので、旅行業登録申請の目途が立ったら、東京都への申請予約を入れられるのが良いでしょう。
2023年12月の旅行業協会の入会審査を通過した場合、東京都へ2024年1月中旬~下旬に旅行業登録申請を行えるようになりますが、申請予約の混雑状況を鑑みると、2024年2月が東京都への申請時期となると考えておいた方がよいでしょう。
提出した書類に不備がなく東京都が受理をすると、東京都の審査期間に入りますが、この審査期間は概ね1か月の期間となっています。
旅行業の営業開始時期は?
仮に2024年2月初旬に東京都へ旅行業登録申請書を提出し受理となった場合は、翌月の3月初旬に審査が完了し、旅行業登録取得となります。
旅行業登録取得後に弁済業務保証金分担金の納付と全国旅行業協会の入会金・年会費の納付をそれぞれ行い、旅行業登録申請手続きが完了となります。
従って、2023年12月の旅行業協会の入会審査を受けられ、2024年2月に東京都へ旅行業登録申請書を提出できた場合、旅行業の営業開始時期は、2024年4月以降になります。
シグマの旅行業登録申請支援
シグマでは事業者様の旅行業登録申請手続きの支援を行う場合は、申請予約は、申請準備状況をみながら当事務所の行政書士が都庁より取得いたします。申請日も行政書士が事業者様と一緒に都庁へ出向いて申請に立ち会います。
「行政書士は申請書の代書しかやらない」と思われている事業者様も多いのですが、シグマでは、申請書類の作成も行いますが、旅行業登録を取得するための登録要件の確認やスケジュール管理などの、旅行業登録取得に向けての総合支援サービスを提供しております。