観光法務専門の行政書士事務所、行政書士法人シグマです。
全国旅行業協会(ANTA)東京都支部さんの入会審査のスケジュールが公表になりました。
- 入会申請書類の提出期限 2020年2月6日(木)
- 入会審査の開催日 2020年2月18日(火)
※入会申込者多数の場合は、2月17日(月)午後に追加開催予定 - 全国旅行業協会常務理事会開催 2020年3月4日(木)【予定】
2020年2月審査の場合の旅行業営業開始時期
2020年2月に全国旅行業協会(ANTA)東京都支部さんの入会審査を受けた場合、だいたいいつ頃から、旅行業の営業開始が出来るのかご質問頂くことが多いです。
毎年1月~2月に当法人に旅行業登録申請手続きのご相談・ご依頼頂くお客様の多くは、新年度が始まる4月から旅行業の営業を開始されたいうご要望を伺います。
仮に2020年2月の入会審査を通過した場合、旅行業登録申請の際に東京都へ提出するANTAさんの入会承諾書は、3月11日頃には、事業者さんのお手元に届くかと思います。
入会承諾書が届きましたら東京都へ旅行業登録申請手続きに必要な書類が揃います。
3月16日で始まる第3週目に東京都へ申請書類を提出し受理となった場合、東京都での審査が円滑に進んだとすると、4月16日(木)が登録日になると思われます。
登録日の概ね1週間前になると、東京都より登録通知書受領日時の連絡がFAXで届きます。
FAXに記載された日時に都庁を訪問し、登録通知書などの完了書類を受領しましたら、そこから2週間以内に、弁済業務保証金分担金と全国旅行業協会の入会金・年会費を、金融機関より振込みを行います。
弁済業務保証金分担金の納付が完了したら納付書のコピーを、弁済業務保証金納付済届出書に添付して東京都へ提出いたします。
この届出書が東京都が受理したら旅行業の営業を開始することができます。
ですので、仮に4月16日(木)登録通知書を受領した場合、4月17日(金)の午前中に金融機関にてすべての振込みを終わらせ、東京都への届出を完了しますと、4月18日(土)から営業開始をすることができるでしょう。
土日はお休みの旅行会社さんも多いですから、実質的には、4月20日(月)から営業開始になるのではないでしょうか。
東京都への申請は2020年5月中旬の可能性も
とはいえ、東京都へ旅行業登録申請書類の提出は完全予約制となっています。予約は、ANTAさんから入会承諾書が届いてから入れると、運よくキャンセル枠に巡り合えない場合は、先の日付になってしまうことが多いです。
最近の東京都の申請予約は、2カ月先まで埋まっていることが多いです。
ですので、入会承諾書が届いてから東京都の申請予約を取得すると、5月中旬以降にしか予約が取れないことも想定されます。
計画的に申請を進められることをおすすめします。
計画的に旅行業登録申請手続きを進めるためには
ANTAさんへの加入申請書類、東京都への旅行業登録申請には、意外と多くの書類を準備する必要があります。
これから会社を設立される場合は、先に株式会社や合同会社の設立手続きを完了させなければなりません。
それぞれの手続き自体は何度が申請窓口に電話や訪問して質問をしたり、提出した書類の不備を指摘されて修正すれば、なんとか手続きを完了させることはできるかと思います。
それぞれの手続きは一連の手続きですので、円滑に手続きを進める場合には、経験とノウハウが必要になります。
また、2020年2月の入会審査を受けたい場合、2月6日までに、ANTA東京都支部さんに、必要書類を提出しなければなりません。
これが意外と大変な作業になります。
戦略的に準備を進めていかないと提出に間に合わなかったという事業者さんもいらっしゃいます。
そこで計画的に旅行業登録申請手続きを進められたい方は、旅行業登録申請手続きの専門家である行政書士に手続きの代行を依頼されることを検討されてみてはいかがでしょうか。
なお、ANTAさんの年会費は、入会月によって月割り計算を行っていません。
従って、2月に入会審査を受けて、4月に東京都から旅行業登録を取得した場合は、年会費の無駄が最も無駄にならない手続きの流れになります。